行き当たりばったり
2015年2月4日

ネットブックLaVie Light BL300/TにPrecise Puppy 5.7.1日本語版をFrugalインストールした。

既存のOS領域にもインストール出来るらしいが、Gpartedで新たにパーティションを用意。
ファイルのコピーは順調に進んだが、Grub4Dosのインストールでつまづいてしまった。

「Grub4Dosブートローダーの設定」で「PBSも表示」をクリックし、Grub4Dosをインストールする場所をPuppy用のパーティションに指定。

追加オプションの「ブートレコードを書き換えない」をマウスオーバーすると、

すでにあるMBRを変更したくないときにのみチェックしてください。
現在grldrが起動できるようになっていることが前提です。 フロッピーでは無効

というツールチップが表示された。

MBRにはすでにMBM(Multiple Boot Manager)が入っているので、「ブートレコードを書き換えない」にチェック。
個人保存ファイルの設定を終え再起動したが、”Invalid boot record”とエラーになり、起動出来ない。

怪訝に思いながらも「ブートレコードを書き換えない」をチェックせずに、再度Grub4Dosをインストールし直した。

すると今度は

この機能を実行するにはいくつかの要素が欠けています。 :/usr/lib/grub4dos/chain.c32, extlinux/syslinux(version > = 4.0)

と警告。

構わずOKをクリックして進めると、

不明のエラーが生じました。
See /tmp/grub4dosconfig/grub4dosconfig.log

とエラー。

grub4dosconfig.logは下記だった。

/usr/sbin/grub4dosconfig PBS
version 1.9.1
2015年 2月 4日 水曜日 04:09:01 JST
Writing… /initrd/mnt/dev_save/menu.lst
Installing grldr …
/usr/lib/grub4dos/grldr' ->/initrd/mnt/dev_save/grldr’

“Error”とは特に書いていないので再起動してみたが、やはり起動出来ない。

Grub4Dosのエラーについて検索すると、下記のディスカッションが見つかった。
Puppy Linux Discussion Forum :: View topic - slacko 5.6, Grub4Dos doesn’t install

どうやらext4でフォーマットされたパーティションにGrub4Dosをインストールするには、chain.c32およびバージョン4.0以上のextlinuxが必要らしい。
Puppy Linux用のパーティションをext4でフォーマットしていたのが原因だったようだ。

パーティションをext3でフォーマットし直し、再度Puppyをインストール。

Grub4Dosの設定では「ブートレコードを書き換えない」のチェックを入れて試みたが駄目で、チェックを外してGrub4Dosを入れ直して、ようやくハードディスクからPuppy Linuxを起動出来た。

MBM→各PBSのブートレコード→各OSの起動、という形でマルチブートしているので、「ブートレコードを書き換えない」のツールチップの説明が少し分かりにくかった。

インストールに成功した際のgrub4dosconfig.logは下記。

/usr/sbin/grub4dosconfig PBS
version 1.8.9
2015年 2月 4日 水曜日 05:03:13 JST
Writing… /mnt/sda9/menu.lst
Installing grldr …
/usr/lib/grub4dos/grldr' ->/mnt/sda9/grldr’
Installing bootloader on /dev/sda9(PBS)…

Filesystem type is EXT2.

Success.

(Grub4DosをPuppy Linux 5.5のUSBメモリーからインストールし直したので、versionは1.8.9。)

“Filesystem type is EXT2.”となっているが、MBMでもext3やext4をext2と認識しているようだし、問題無いのだろう。

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2015年2月4日

軽量Linuxにelementary OSというのがあるらしいので、Windows Xp時代のネットブックにインストールしてみた。
elementary OS – 軽い!キレイ!日本語OK! な Ubuntu ベースの軽量Linux | mogi2fruitsどっとねっと

ダウンロードリンクに”$10.00”と書いてあり、「有料か?」と躊躇したが、参照サイトにある通り強制的なものではない。

Ubuntu12.04ベースらしく、インストールは戸惑うこと無く終了。

XubuntuやLubuntuとは違って随分おしゃれな外観。
視覚効果もなかなか凝っている。

デフォルトではScrachという聞いたこともないテキストエディターと、名前も分からないファイルマネージャーが入っていたが、それぞれGeditとnemoに変更。

Dropboxクライアントも入れようと、Ubuntuソフトウェアセンターから試みたが途中でフリーズ。
中途半端にインストールされたせいか、その後Synapticやsudo apt-get updateが使えなくなってしまった。

少々焦ったが、2ちゃんねるの書き込みを参考に、nautilus-dropboxを削除したら復旧した。
【人気一位】Linux Mint 15

nautilus-dropboxのインストールでの不具合はUbuntu12.04特有のバグらしい。
Dropbox公式サイトの記載通り、コマンドラインでインストールしたら無事にインストール出来た。
Linux マシンに Dropbox をインストール

elementary OSのメインメニューはクラシックなドロップダウンタイプではなく最近流行りの板状のもの。
デフォルトではメニュー編集のツールも無く、カスタマイズ性は高くはないようだ。
AlacarteとMenuLibleを入れてみたが、Alacarteは起動はするがメニューを編集しても反映されず、MenuLibleは起動も出来なかった。

下部にあるDock内のアイコンは、クリックするとぴょーんと跳ねるので、クリックし損なったかと何度もクリックしてしまう恐れは少ない。
また既に立ち上げているアプリケーションは基本、新規ウィンドウで開かず既存のウィンドウにフォーカスしてくれる。Dock内のアイコンも跳ねない。
Dockを下部ではなく横配置に出来たらもっと有難いんだが。

システムモニターのみ開き、他のアプリケーションを起動していない状態でリソースを見ると、消費メモリは240MiB程度。
システムフォントのサイズも小さ目で、モニター画面の小さなネットブックには調度良い。

好みに合わせてカスタマイズするにはあまり向いていないようだが、優雅さが印象的なOSだ。

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2015年2月3日

ネットブックにインストールしたLubuntu14.04.1で、ブラウザーでもファイルマネージャーでもデカデカと大きく表示される。
モニターの解像度は確かに低いが、マルチブートで入れているXubuntuの方はそうでもない。
解像度の設定のせいかとも思ったが、ディスプレイの設定ではちゃんと解像度1024×600、リフレッシュシート60.0になっている。
xrandrコマンドで見ても正常のよう。
あちこち設定を見てようやくルックアンドフィールの設定だと分かった。

メニュー→設定→ルックアンドフィールを設定します
ウィジェットでデフォルトのフォントが11になっていたのを10に変更。
ウィンドウ境界→タイトルバーの「アクティブウィンドウのタイトルのフォント」、「非アクティブウィンドウのタイトルのフォント」も10に。
標準的な表示になった。

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2015年2月3日

Dolphinが自動生成した.directoryファイルを削除しようと、ファイルマネージャーで”.directory”を検索したが、ファイルが見つからない。
“directory”でも該当無し。
確かにあるのだが、ファイルマネージャーの機能では隠しファイルを検索出来ないらしい。

端末でfindコマンドを使ったらヒットした。

find ~/ -name ".directory"
// ~/ディレクトリ以下で名前が".directory"のファイル・ディレクトリを再帰的に検索

ーー
以下、findコマンドについて

Linuxではディレクトリを省略すると、カレントディレクトリ以下で検索
(他のUNIXでは.が必要。)

find -name "ファルorディレクトリ名"find . -name "ファルorディレクトリ名"

-typeオプションで検索対象の種類を指定(ファイル、ディレクトリ、リンク)

find -type f
find -type d
find -type l

名前の前後にワイルドカード*を付けての検索が可能

find -type f -name "*.pdf"

find -type f -name "2015*"

(名前にワイルドカードを付ける場合は、半角ダブルクォーテーション"で囲った方が良いらしい。 付けないと「find: パス名は評価式の前に置かなければいけません」とエラーになることがある。)

-sizeオプションでサイズを指定

find -type f -name "*.JPG" -size +1000k

(1000KB以上の.JPGファイルを検索。JPGとjpgなど大文字小文字は区別される。)

-deleteオプションで該当ファイルを削除

find -type f -name "*.hogehoge" -delete

など。

(参照)
Linuxコマンド集 - 【 find 】 ファイルやディレクトリを検索する:ITpro
UNIXの部屋 コマンド検索:find (*BSD/Linux)

ーー
(補記)
検索対象のディレクトリにワイルドカード*を付けると、結果が異なる様子。

find ~/* -name .directory

~/.kde/share/apps/dolphin/view_properties/global/.directory
~/.kde/share/apps/dolphin/view_properties/local/usr/.directory
などがリストアップされなかった。

隠しフォルダ内が検索対象から外れるのかとも思ったが、自作した隠しフォルダ内は検索された。
よく分からない。
(デスクトップ下のみが検索対象?)

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2015年2月3日

ファイルマネージャーDolphinを使っていて、あちこちのディレクトリに.directoryというファイルがあることに気付いた。

内容は以下のようなもの。

[Dolphin]
Timestamp=2015,2,2,22,45,9
Version=3
ViewMode=2

[Settings]
HiddenFilesShown=true

Dolphinでアイコン表示、詳細表示などの表示モードやソート基準を変更をしたり、隠しファイルを表示したりすると、この.directoryファイルが自動生成されるようだ。
(/etc等、所有者がrootのディレクトリには作成されない。)

多くのファイルマネージャーでは隠しファイルの表示・非表示をディレクトリ毎に設定出来ないが、Dolphinでは.directoryファイルのおかげでディレクトリ毎に設定可能になっている。

便利と言えば便利なのだが、静的サイトジェネレーターHexoの作業フォルダ内にこの.directoryファイルを作られるのはまずい気がする。
deployやgitコマンドの際に不具合が出るかもしれない。

Dolphinの設定→全般→動作タブで、「フォルダごとにビューのプロパティを保存する」から「すべてのフォルダに共通のプロバティを使う」に変更したら、.directoryファイルは生成されなくなった。
.directory files • KDE Community Forums

だが、表示モードやソート基準も全フォルダで共通になってしまった。
使い勝手が悪く、これならnemoの方が便利だ。

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2015年2月3日

Xubuntu14.04にKDEのファイルマネージャーDolphinをインストールしたが、Rootで開くためのRoot Actionsで手こずった。

  • Dolphinの設定の「新しいサービスをダウンロード」からインストールする方法
  • rootactions_servicemenuのtar.gzファイルをダウンロードし、メニューファイルとスクリプトを手動で配置する方法

2通り試したが、どちらも上手くいかない。
パズワード入力画面までは行くが、パスワードを入れても何も起こらない。

最終的にはLinux Mint用のdebパッケージをインストールして解決した。

下記サイトの「All arch deb package」というリンクからrootactions-servicemenu_2.7.3-0mint1_all.debをダウンロード。
UbuntuUpdates - Package “rootactions-servicemenu” (olivia )

クリックするとUbuntuソフトウェアセンターが立ち上がるので、いつも通りにインストール。
“Open as Text”は既定のテキストエディターがKateでないと機能しないが、フォルダはちゃんとRootで開くことが出来た。

(参照サイト)
[gnome] “Root Actions” in dolphin not available

ーー
(追記)
Ubuntuソフトウェアセンターの履歴を見ると、rootactions-servicemenu以外にkdesudoもインストールされていた。
手動でのインストールでもkdesudoがあれば機能していたのかもしれない。

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2015年2月2日

Xubuntu14.04でテキストエディターとしてMousepadやLeafpadを使っているが、先に開いて編集作業をしていたファイルを再度開くと、新たなウィンドウで開いてしまう。
その後、別の作業をしてまたファイルの編集作業に戻ったりすると、どちらのウィンドウが新しい編集だったか分かりづらい。
ウィンドウを閉じる時、「この文書は外部から変更されています。このまま保存しますか?」と警告は出るが、両方のウィンドウで編集作業をしてしまっていることもしばしば。

KDEのテキストエディター「Kate」をインストールしてみた。

複数のファイルを開いてもウィンドウが1つ。
だがデフォルト状態ではタブも無く、サイドバーの「文書」で開いているファイルをツリー表示してくれるのみ。
これでは使いづらいので使用を諦めようかと思ったが、設定→Kateを設定→プラグイン→タブバー、でタブ表示出来た。
【レビュー】世界のテキストエディターから - KDEの優秀なテキストエディター「Kate」 (4) 「Kate」を使いこなすTips | マイナビニュース

既に開いているファイルを開くとそのウィンドウ(タブ)にフォーカスが移る。
これでいくつもウィンドウを開かずに済みそうだ。
「Projects」や「セッション」はよく分からないが、デザインも精錬されている。

ーー
(追記)
Ubuntu標準のテキストエディターGeditもタブ表示可能で、同一ファイルを複数のウィンドウで開かずに済むようだ。
だが変更のあるタブを含むウィンドウを閉じようとした際、Geditは「ドキュメント“…”で変更した内容を閉じる前に保存しますか?」という文章のみの警告なのに対し、Kateはチェックボックス付きのリスト表示をしてくれて分かりやすい。

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2015年2月1日

オープンソースのアクセス解析ツールPiwikを導入している。
管理画面へのログイン時には「次回の入力を省略」にチェックを入れているが、頻回にパスワード入力を求められる。
FirefoxのアドオンFirebugでログイン時のリクエストヘッダーを見てみると、クッキーの有効期限が2週間しかないようだ。

Piwikのログイン・クッキー有効期限がどこで設定されているのか、あちこちファイルを見て回って、ようやくpiwik/config/global.ini.phpの210行目に見つけた。

; login cookie expiration (14 days)
login_cookie_expire = 1209600

だが、global.ini.phpの冒頭には下記のように書いてある。

; If you want to change some of these default values, the best practise is to override
; them in your configuration file in config/config.ini.php. If you directly edit this file,
; you will lose your changes when you upgrade Piwik.
; For example if you want to override action_title_category_delimiter,
; edit config/config.ini.php and add the following:
; [General]
; action_title_category_delimiter = “-“

global.ini.phpを直接編集しても、Piwikをアップグレードした際に元に戻ってしまうから、変更したい設定はconfig/config.ini.phpに加筆して設定を上書きせよ、ということらしい。config.ini.phpでの設定が優先されるようだ。

自分の環境ではconfig.ini.phpの所有者はApacheになっていて、そのままではファイルを変更出来なかったので、パーミッションを644から646に変更。
クッキー有効期限を180日(15552000秒)にすることにして、config.ini.phpの[General]の箇所に

login_cookie_expire = 15552000

を加筆した。

Piwikにログインし直し、Firebugで確認すると、”Set-Cookie…expires=Fri, 31-Jul-2015 11:30:24”と、クッキーの有効期限が延長されていた。
ファイルのパーミッションを644に戻して作業終了。

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2015年1月31日

オンラインノートSimplenoteと同期出来るメモ帳アプリnvPY。
良いかと思ったが、マウス右クリックでのコピー・ペーストが出来ないというのが、やはり致命的に使いづらい。
かといってわざわざFirefoxを起動してブックマークからサイトを開いて、というのももどかしい。

そこで、適当なブラウザをSimplenote専用にし、ランチャーに登録しようと考えた。
まず候補に上がったのがキーボードで操作するブラウザLuakit。

ところが、起動からSimplenoteのサイト表示までが、期待したほど早くない。
それに起動時に縮小表示してコンパクトにしたいところだが、それも難しいようだ。

他に良いブラウザは無いかと、Ubuntuソフトウェアセンターで片っ端からインストールしてみた。
あまり有名ではないと思うが、QupZillaというのが目的にピッタリだった。
QupZilla - マルチプラットフォーム対応、軽量ブラウザ

起動速度、サイト表示が早い。
設定→ブラウジング→Web設定でデフォルトのズーム率も任意に設定出来る。

小さめの倍率にし、ナビゲーションツールバーとブックマークツールバーを非表示に。
設定→タブで「タブが1つだけの時タブバーを非表示」にチェックを入れたら、許容範囲内のコンパクトさになってくれた。
ランチャーにコマンドを登録して完了。

qupzilla https://app.simplenote.com/

まるでメモ帳ソフトのようになった。

QupZillaにはFirefoxのようなアドオンこそ無いが、機能もそこそこ充実していて癖のない作り。
普段使いのブラウザとしても、軽快に活躍してくれそうだ。
Linuxのほか、Windows、Mac OS Xでも使えるというのも良い。

Simplenote専用にしておくのは、ちょっともったいないような気もする。

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2015年1月30日

Xubuntu14.04に、非公式レポジトリからCopyクライアントをインストールしたが、調子が良くない。

“Scanning for changes”→”Processing .. items”→”Downloading File List”ときて、その後また”Scanning for changes”→”Processing .. items”と延々処理が続き、いつまで経っても同期が終わらない。
さらに起動しても”Logging In”のまま固まってしまうようになった。

まともに機能しない状態なので、非公式レポジトリのクライアントはアンインストールし、Copy.comのダウンロードページから落としたクライアントをインストールし直した。
インストールといっても、ダウンロードした圧縮ファイルを展開し、任意のディレクトリに配置しただけだが。

追加アプリケーションを配置するためのディレクトリ/optに配置した。

cd ~/Desktop
tar zxvf copy_agent-1.48.0456.tgz
sudo cp -r copy/x86_64 /opt/copy

コマンドなど使わずファイルマネージャーで「ここに展開」し、/optを「Rootとして開く」してからコピペでも問題無い。

端末から/opt/copy/CopyAgentで起動。
一応ちゃんと動いてくれているようだ。
/opt/copy/CopyConsoleなら端末で動作する。

簡便のためコマンド/opt/copy/CopyAgentをメニューに追加した。

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