ネットブックにArch Linuxをインストールしようとして上手く行かず、途中でやめたところ、マルチブートしているXubuntu 16.04.1がブート中に下記の表示のところで止まるようになってしまった。

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Begin: Loading essential drivers ... done.
Begin: Running /scripts/init-premount ... done
Begin: Mounting root file system ... Begin: Running /scripts/local-top ... done.
Begin: Running /scripts/local-premount ...

正確には止まってはおらず、5分ほど放置すると、さらに下記の文面が表示される。

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resume: Could not stat the resume device file `/dev/disk/by-uuid/a98684ac-ab7f-4bf1-b2e7-faf0643bb72c`
Please type in the full path name to try again
or press ENTER to boot the system:

Arch Linuxインストール時にswapパーティションのUUIDが変更されてしまっていて、a98684ac-ab7f-4bf1-b2e7-faf0643bb72cというのはこのパーティションの以前のUUIDのよう。
ENTERキーを押すか、/dev/disk/by-uuid/(新しいUUID)を入力すると、ブートプロセスが進み起動出来る。
時々OSのインストールをするのでUUIDが変わっても大丈夫なように、fstabの記載はUUIDではなく/dev/sda1等のデバイス名にしてあるが、そこへ行く前の段階で躓いているらしい。

“local-premount”とは何なのか?
/ディレクトリ下で“local-premount”を検索したら、2つのディレクトリが見つかった。

  • /etc/initramfs-tools/scripts/local-premount(こちらの中身は空っぽ)
  • /usr/share/initramfs-tools/scripts/local-premount

近くにあるファイルをあちこち見ていたら/etc/initramfs-tools/conf.d/resumeというファイルがあり、その中身を見ると、
“RESUME=UUID=a98684ac-ab7f-4bf1-b2e7-faf0643bb72c”と以前のUUIDが書かれてあった。
「これを新しいUUIDに編集したら治るのではないか」と思いやってみたが、ブート時に止まる症状は一向に改善されず。

結局、

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$ sudo update-initramfs -u

のコマンドでinitramfsを再構成することで解決出来た。

(参照記事)
resume: could not stat the resume device file

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2016年12月23日