Dellの古いノートパソコンVOSTRO1000にArch Linuxを入れてみた。
(NECのLavie Liteは、kernelが3.10台を超えると不具合が出る問題がArch Linuxでは解決出来ず、諦めた。)

インストールにはArchbootを使った。(archlinux-2015.01-1-archboot.iso)
近年のグラフィカルインストーラーほど懇切丁寧ではないが、対話式にインストール出来るので、コマンドラインのみでのインストールよりは楽だった。

ネット上の紹介記事を参考に進めたら、それ程迷うこともなかったが、最後ブートローダーのインストールで、GRUB2を選択すると、インストール先をMBRにしか出来なかったので、SysLinuxをインストールした。
無線LANの設定も後から苦労するよりはと、ぽちぽちパスワードを入力した。

一応インストールは完了したが、デスクトップ環境の導入で躓いてしまった。

最初LXDEを入れてみたが、画面がザラザラで何も見えない。
PC起動時にLXDEを自動開始するよう設定してしまったようで、コマンドラインにも戻れない。
修正の仕方も分からず困ったが、幸いインストール後の状態をClonezillaでバックアップしていたので、これをリストアした。

LXDEでダメならと、次はXfceでチャレンジしてみた。

ほぼ下記記事の説明の通りに進めた。
Windows で VirtualBox + Arch Linux (Xfce + Slim) - けいれん現象の幽玄美よ

Xorg、グラフィックドライバー(xf86-video-vesa)、Xfceをインストールしたが、startxfce4とコマンドを打ってデスクトップに入ろうとしても、X serverが落ちてしまう。

エラーメッセージは「ビデオドライバーが無い」というような内容だった。
LXDEの時もこのせいで画面がザラザラだったのかもしれない。

デュアルブートのLubuntuでxrandrしてみると、

VGA-0 disconnected… LVDS connected

と返ってくる。

lspciをしてみると、

VGA compatible controller: Advanced Micro Devices, Inc. [AMD/ATI] RS482/RS485 [Radeon Xpress 1100/1150]

何のドライバーが必要なのか、よく分からない。

Puppy linux派生のLxpupを起動してみると、クイックセットアップのGraphicsのところに「現在はATIビデオドライバーを使用している」というようなことが書いてあった。

「ATI video driver Arch」で検索すると、Arch Linuxの日本語wikiページが見つかった。
ATI - ArchWiki (日本語)

pacman -S xf86-video-atiでxf86-video-atiをインストールしたら、ようやくXfceのデスクトップに入ることが出来た。

日本語環境がまだだったり、全体的にフォントがザラザラで汚かったりで、環境はまだ全然だが、いちおう一段落は付けられた。

それにしても、XubuntuやLubuntuなどUbuntu派生ディストリビューションの楽ちんさは、本当に有難いと痛感した。

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2015年3月1日