不要なパッケージキャッシュの削除。paccacheとpkgcacheclean
Arch Linuxを使っていると、pacmanでダウンロードした古いパッケージキャッシュが/var/cache/pacman/pkg/ に溜まってくるらしい。
pacman - ArchWiki
以前paccache -r
およびpaccache -ruk0
を行って不要なキャッシュを削除したが、今回はpkgcachecleanを利用してみた。
Yaourtでインストール
|
|
インストール容量もたった0.02MiBだった。
pkgcachecleanを実行
|
|
メッセージ等が出ることもなく、一瞬で終了。
やや拍子抜けした。
だが/var/cache/pacman/pkg/のサイズは、実行前の2.4GBから1.9GBにちゃんと減量出来ていた。
このあと、試しにpaccacheしてみると、
|
|
もう削る必要のあるパッケージは無いようだ。
pkgcachecleanのページのコメントを見ると、paccacheが.partや.delta filesを扱わない一方、pkgcachecleanではこれらも対象になるようだ。
AUR (en) - pkgcacheclean
何のことかよく分からないが、コマンドが一つで済むことだし、pkgcachecleanの方が良さそうだ。簡単で有難い。
ーー
(追記)
paccacheが最新のもの含めて3つ温存するのに対し、pkgcachecleanはデフォルトで2つ(1つ古いバージョンのみ)しかキープしてくれないよう。
念のためpaccacheを使うことにした。
# pacmanでの古いパッケージキャッシュを、削除せずに開放容量のみ計算
$ paccache -d
# pacmanでの古いパッケージキャッシュを削除
$ paccache -r
# 既にアンインストールしたパッケージを削除
$ paccache -ruk0
(Yaourtでのパッケージキャッシュを/var/cache/pacman/pkg-localに保存している場合)
# Yaourtでの古いパッケージキャッシュを、削除せずに開放容量のみ計算
$ paccache -d -c /var/cache/pacman/pkg-local
# Yaourtでの古いパッケージキャッシュを削除
$ paccache -r -c /var/cache/pacman/pkg-local
# 既にアンインストールしたYaourtでのパッケージキャッシュを削除
$ paccache -ruk0 -c /var/cache/pacman/pkg-local
ーー
(関連記事)
Yaourtでパッケージのキャッシュを保存