「disabling IRQ #9」でXubuntuが起動できない
環境
ハード:NECのネットブックLaVie Light BL300/T
OS:購入時のWindows Xpは削除していてXubuntu14.04.1のみ
現状と対応
Xubuntu14.04.1のインストールの際にも「disabling IRQ #9」でインストールDVDが起動できず。起動オプションで「acpi=off」を選択したらインストールは出来たものの、解像度が800×600以外に選択出来なかった。
そのため、いったんXubuntu13.04をインストールしてから14.04.1にアップグレードしていた。
アップグレード中にもdisabling IRQで起動できなくなり、/etc/default/grubでGRUB_DEFAULT=”Advanced options for Ubuntu>Ubuntu, with Linux 3.8.0-19-generic”にして、デフォルトの起動カーネルを3.8.0-19にしていた。
このままでも使えるが、ソフトウェアの更新がしょっちゅうカーネルを更新するよう言ってくるし、カーネル3.13で起動できないかやってみた。
まず起動時にOS選択画面が出なかったが、他に起動できるOSがない場合grub2はOS選択画面をスキップしてしまうためらしい。
Grub2 で起動時に選択リストを表示させる : Serendip - Webデザイン・プログラミング
上記記事の通り
#GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=false
にしたらOS選択画面が出た。
試してみる起動オプションは下記記事を参考にさせて頂いた。
Disabling IRQ (起動には成功の巻) | おもしろきこともなき世をおもしろく
OS選択画面の「Advanced options for Ubuntu」で「Ubuntu, with Linux 3.13.0-39-generic」を選択し「e」キーでオプション編集画面へ。
linux /boot/vmlinuz-3.13.0-39…で始まる行の最後quiet nosplashのあとに半角スペースに続けてオプションを追加、「F10」キーで起動。
(参照記事:UbuntuTips/Others/BootOptions - Ubuntu Japanese Wiki)
結果
acpi=off
起動は出来るが、画面が横に引き伸ばされてしまい、モニタの設定でも他の解像度を選べず。
シャットダウン時には「System halted」のスプラッシュ画面で止まってしまう。pci=noacpi
良好。
問題なく使えそう。acpi=noirq
一瞬起動できるかと思ったが画面が真っ暗のまま。irqpoll
上に同じく真っ暗。
上記とは別にpci=routeirqというオプションも見かけたのでやってみたが、これは「disabling IRQ #9」で起動できず。
pci=noacpiを起動オプションに加えることにしたので、/etc/default/grubで
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet nosplash pci=noacpi"
とし、sudo update-grub
した。
ーー
(追記)
最初から「pci=noacpi」のオプションを付けてXubuntu14.04.1をインストールすることも可能だった。
起動オプションを付けてXubuntu14.04.1をインストール - Pagent
この場合インストール後のgrubの記述は
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="pci=noacpi"
となっていた。
スペース区切りで一行で書いても、改行してあらたにオプションを記述してもどちらでもいいようだ。