USBメモリからPuppy LinuxとClonezillaの両方を起動出来たら、便利そうだ。
GpartedとClonezillaの両方を同梱したLive CDがあればいいが、そういうのが見つからない。
かつてはGParted-Clonezilla LiveCDというのがあったようだが、既に開発終了してしまっているようだ。

複数のisoファイルをUSBメモリ起動させるツールはいくつかあるようだったが、Windows用の「XBOOT」というのがサイズがコンパクトで手軽。使い勝手も良かった。

XBOOTで唯一の不満は、isoファイルをUSBメモリの2番目以降のパーティションにインストール出来ないこと。
やはりパーティションは分けた方がデータを整理しやすい。
Windowsでは1番目のパーティションしか見えないので、データの保存は第1パーティション、isoファイルの起動は第2パーティションにしたいところ。

XBOOTでいったん先頭のパーティション(sdb1)にPuppyとClonezillaのisoファイルをインストール。
その後そのデータを第2パーティション(sdb2)にコピー。
だが、これではUSBが起動しなくなってしまうので、syslinuxとMBRを再度インストールする必要があった。

下記サイトからsyslinuxの圧縮ファイルをダウンロード。
(syslinux-4.04を用いたが、現時点での最新版はsyslinux-6.03のよう)
Index of /pub/linux/utils/boot/syslinux

syslinux-4.04.tar.bz2を解凍。syslinux-4.04/linuxフォルダ内で端末を開き、下記コマンドでsdb2(環境によってはsdc2など)にsyslinuxをインストール。

syslinux /dev/sdb2

さらにsdbにMBRを再インストール。

dd bs=440 count=1 conv=notrunc if=~/Desktop/syslinux-4.04/mbr/mbr.bin of=/dev/sdb

(デスクトップ上で解凍したので上記のパスになっているが、if=やof=以下のパスは状況に応じて。)

USBメモリの2番目のパーティションsdb2から起動出来るようになった。

ーー
(参照記事)
KNOPPIX - 複数パーティション構成のUSBメモリから起動する : Server World
Syslinux (日本語) - ArchWiki

(追記)
「XBOOT」はブートするisoファイルを変更・追加するためにはインストールし直さないといけないが、「Easy2Boot」は配置するだけで様々なisoファイルをブート出来る。
isoファイルを置くだけでUSBマルチブート「Easy2Boot」 | Pagent

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2015年2月20日