あるブログのコメント欄で「28ページ文書」なるものを見掛けた。
2001年のアメリカ同時多発テロへのサウジアラビアの関与を報告するもので、サウジアラビアとの関係悪化を避けるため当時のブッシュ政権が機密扱いとしたらしい。
この機密文書が公開される可能性があるという。

以下、イランのメディアPARS TODAYから引用。

インターネットサイト・ヒルによりますと、13年間機密扱いになっていたこの文書の公表に関する議論が、アメリカのオバマ大統領のサウジアラビア訪問を前に持ち上がっています。

2003年、アメリカ同時多発テロに関して公開された公式な報告では、この事件へのサウジアラビアの関与の可能性に関する28ページの文書が削除されています。

28ページ文書として知られるこの文書は、国家安全保障を理由に、機密扱いになっています。

同時多発テロに関する報告の作成に関わっていたボブ・グラハム元上院議員は、10日日曜夜、CBSテレビに対し、「機密文書は、アメリカ国内で9.11の実行犯を支援していたネットワークの存在を明らかにしている」と述べています。

グラハム氏は、「9.11のハイジャック犯はサウジアラビア政府や同国内の慈善団体、富裕層から支援を受けていた」と語りました。

さらに、「アメリカ政府はサウジアラビアとの関係を擁護するために、同時多発テロへのサウジの関与に関する文書を機密扱いにした」と強調しました。

アメリカ、9.11へのサウジ関与の文書の公表を検討 - PARS TODAY

アメリカによる自作自演・偽旗作戦、あるいは知ってて見過ごしたとまで報告するものではないようだが、文書の内容がその通りならサウジアラビアが文字通りの「テロ支援国家」ということになる。もし28ページ文書が公開されたら中東だけではなく世界情勢に大きな影響を与えることだろう。

公開されるかどうかはまだ分からないが、機密扱いとなった文書がたびたび公開されるのはアメリカの良いところだとは思う。
もちろん公開されない機密も大量にあるのだろうけど。

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2016年4月17日