iBusのプロパティパネル採用以降、iBusをやめて日本語入力にfcitx-mozcを使っている。

Xubuntuでは特に問題無く使えていたが、Arch LinuxでQtベースのプログラムを使用する際、日本語入力が有効にならず困っていた。
「QupZilla」(Simplenote専用にするのにうってつけの軽量ブラウザ)や「ReText」(プレビューが出来て便利なmarkdownファイルエディター)など、日本語入力が出来ないと不便。

モジュールのfcitx-qt4、fcitx-qt5はインストールしたが、何故かインプットメソッドがオンにならない。
fcitx-configtool(Qt 設定ツール)で、デフォルトのインプットメソッドをfcitxに変更したが、効果が無い。

fcitx-diagnoseを実行してフロントエンド設定の項目を確認すると、空欄だったり「設定されていません」という表示だったりする。
XMODIFIERSとQT_IM_MODULEがちゃんとロードされていないらしい。

ホームディレクトリに.xprofileを新規作成し、下記内容で保存。
(ディスプレイマネージャにSLiMを使っている場合は、~/.xprofileではなく~/.xinitrcに記載するらしい)

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"

再起動したら、QupZilla、ReTextともに日本語入力が可能になった。

再度fcitx-diagnoseで見てみると、「環境変数 XMODIFIERS は “{$2}” に正しく設定されています。」「環境変数 QT_IM_MODULE は “{$2}” に正しく設定されています。」となっていた。

fcitx-configtoolのデフォルトのインプットメソッドはximのままでも問題無いようだった。

(参照記事)
Fcitx - ArchWiki

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2015年4月2日